インビザラインのメリット・デメリット

インビザラインのメリット、デメリット

メリット

取り外しができて、衛生的

どれだけ気を配っていても、矯正装置は汚れてくるものです。矯正装置が汚れることは機能的には問題ありませんが、患者さんの心理的な部分に影響がでてきます。それが、矯正に踏み込めない理由にもなってくるのです。

例えば、通常のワイヤーで矯正を始めた患者さんが、笑顔が出せずに、口をつむってしまう……。
そして、矯正装置が汚れることで、さらに、口元を心理的に気にしてしまうこともあるのです。

インビザラインであれば、2週間に1回は交換するので非常に衛生的ですし、食事をする時に取り外せば、装置が汚れる状況を回避できます。

通院回数が少ない

はやと矯正歯科の患者さんの中には、多忙なOLの方や、治療中に結婚、出産、子育てを経験される方が増えています。

そのような患者さんにとって、通院回数が少ないことは、大きなメリットになります。

従来の矯正だと1ヶ月に1度の通院で、メンテナンスをするのが一般的です。インビザラインは、治療開始直後は2回分の装置をお渡しして1ヵ月毎の通院にはなりますが、慣れてくれば、2~3ヶ月単位で新品の装置を渡すことが可能なので、通院回数を少なくすることもできます。

透明でつけていても、目立たない

マウスピースそのものが透明で目立ちません。

はやと矯正歯科には1年以上通院されている患者さんで、ヨガのインストラクターをされている方がみえます。生徒さんに接近して教える機会も多いらしいのですが、未だに矯正治療中である事に気づかれていないと喜ばれています。実際につけている本人の想像以上に、インビザラインは周りからは気づかれにくいのです。

デメリット

シリコン印象で精密な歯型をとる必要がある

航空便で歯型をアメリカに送るため精密かつ長期保存の可能なシリコン印象剤を使用して歯型を取ります。

通常、印象を取る時間は一つにつき1~2分で済むのですが、シリコン印象だと、歯型をとる時間が片顎につき5分ぐらい必要です。そして、より精密なものを要求するため複数回取る場合もあります。

5分間じっとしていることは、嘔吐反射が出る方、口の中が狭い方は、どうしても苦手な傾向があります。はやと矯正歯科では、患者さんの負担を減らすためにも、歯科業界の中で最も信頼性が高い3M社の印象剤を使っています。

装置を用意する期間に時間がかかる

アメリカから空輸しないといけないので、装置を用意するのに1ヶ月半ほどかかります。

インビザラインは世界各国から評価を得ているので、全世界から注文がある状況です。アメリカを経由しないと輸入ができないので仕方ありませんが、すぐに装置をつけたいという方でも、1ヶ月半ほどお待ちしていただく必要があります。

中高生の場合、何度も型取りが必要な場合がある

13歳~18歳の中高生の方は、骨格的にも、歯並び的にも変化の富む時期なので、最初から最後まで一気に装置を作ってしまうインビザライン特性上、あまり向いていませんでした。

しかしながら、最近は、中高生向けのインビザライン・ティーンが開発されており、装置がはまらなくなった時、治療方針が変更された場合に、再度、型取りをして新しい装置を作れるので、今までのデメリットも解消されつつあります。インビザライン・ティーンも成人と同様の金額で75万~80万円です。また、途中の変更の場合にも、追加の料金は発生しません。

より予知性の高い装置が作れるので逆にメリットと言えるかもしれません。


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